入れ墨・タトゥー除去  削皮と植皮の経過写真の比較

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入れ墨の入っている皮ふを削ることが削皮術です。
削皮術で出来た「キズ・傷」に皮を植えることが植皮手術です。

治るのに時間がかかった傷あとは、縮み、盛り上がり、汚く目立ちます。
痒みも長引きます。
削皮術で出来た傷が深く、治るのに時間がかかりそうな場合に削皮術に追加して行うのが植皮手術です。


写真1枚目 腕から肩にかけての刺青を削皮し、さらに植皮手術を行った症例です。
術中、術直後から4ヶ月目までの写真です。

まず色素が無くなる深さまで皮ふを削ります。

大腿から採ってきた皮を植皮します。

植えた皮は2週間でくっ付きます。

植皮片の継ぎ目部分は削皮しただけですから、4ヶ月目にも赤みが残っています。

植えた皮と周囲の皮は異なりますから、継ぎ接ぎした感じは残ります。

皮を採ってきた場所の経過写真は、こちらをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kmozc/31075985.html



写真2枚目 肩の刺青を削るだけの削皮術の症例です。
術後1か月から1年目までの写真です。
(写真は、他のドクターが行った手術のモニター使用可能写真です。)

25日目の写真で、ところどころ白く見えているのが皮ふ細胞が拡がって傷が治ってきている場所です。
ほとんどの場所が傷のままの状態です。

56日経っても傷が治っていません。
まだら状に傷が残っています。
傷があると汁が出ます。日常生活も不便です。

68日目の写真では、全体に皮ふが拡がって傷が治っています。
赤みが強く、痒そうです。
治ったばかりの皮ふは弱く、痒くて引っかくと再び傷になります。

4ヶ月目の写真では、一旦治った傷が再び傷になっています。

6ヶ月目の写真まで、だんだん縮みながら傷は治っています。
その分周囲の皮ふは引っ張られ、引きつれます。

1年目の写真では傷あとが緩み、皮ふも丈夫になっています。



症例は別の方ですし、手術を行ったドクターも異なりますので、単純に比較はできませんが・・・

植皮手術を行った方が、遥かに早く傷が無くなっています。
傷あとの収縮がより少なく、周囲の引きつれも少なくて済みます。

大きな削皮術の傷あとは、大きく縮みます。
関節部の刺青、腕や下肢の半周を超える大きな刺青で削皮術を行うと引きつれます。


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お礼は、手術料金の割引、ヒアルロン酸1-3本の注入、サーマクール100発など・・・です。

かみ


【植皮(皮膚移植)】
注意事項:植皮(皮膚移植)術はジンジンするような痛みが2週間ほど続きます。その間は痛み止めを飲んでいただければ痛みの緩和が可能です。患部から血液や浸出液が滲み出てきますが、移植した部分も皮を採取した部分も皮が張り始める術後約1週間で治まります。皮膚が生着するまでには約2週間ほどかかりますので、患部が肌の色に馴染むのには半年~1年ほどかかるでしょう。
料金は大きさにより異なります。5万円~