YouTube第26回 切開法二重手術後に、ハム目になる原因と解決法
こんにちは美容外科医かみです。
わたしは、二重幅を狭くする修正手術を行なっています。
YouTube第26回は ハム目になる原因と解決法 です。
ハム目が改善した症例です。
左が修正前、右が修正後です。
これらの症例動画を見ながら、ハム目になる原因と解決法について解説します。
まぶたには厚みがあり、いろんな組織が層をなしています。
目を開ける時に上がって行く「挙筋」と、挙筋が引き上げる「瞼板」は深い層にあります。
一番浅い層の皮膚と深い層の間には、脂肪や膜などの組織がありますが、それぞれが固くくっ付いてはいません。
ゆるゆるです。
二重まぶた手術とは、目を開ける時に上がって行く深い層と皮膚をくっ付けることです。
深い層とくっ付いている皮膚は、目を開けると深い層に引っ張られて上がって行きます。
上がって行く皮膚に、眉毛側の皮膚が覆い被さり二重まぶた線となります。
切開法二重まぶた手術で「切開線だけ」を深い層(瞼板)と固定した場合には、切開線から睫毛までの間の皮膚は瞼板とはくっ付いていません。
目が開くと切開線だけが上がって行きます。
目が開いて瞼板が上がって行っても、瞼板とくっ付いていない睫毛上の皮膚は上がりません。
睫毛上の皮膚は、瞼板の動きに取り残されて睫毛に乗っかって来ます。
喩えるならば、まな板の上に板こんにゃくが重ねて乗っている状態です。
まな板だけが上方向に引っ張られると、 こんにゃくは転げ落ちます。
これがハム目の状態です。
切開法二重まぶた手術でハム目にならないようにするには、切開線から睫毛までの間の「皮膚全体」を瞼板とくっ付けることです。
切開線から睫毛までの間の皮膚全体を瞼板とくっ付けると、目が開いた時には睫毛上の皮膚全体が瞼板と一緒に上がって行きます。
睫毛上の皮膚が睫毛に乗っかることはなくなります。
特にハム目が目立つのは、二重まぶた線の幅を広くしようとして切開線の固定が高い位置(睫毛から遠い)の時です。
瞼板とくっ付いていない皮膚の幅が広くなり、たくさんの皮膚が睫毛に乗っかって来ます。
ご視聴ありがとうございました。
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二重まぶた手術後の「二重幅が広すぎて不自然だ。」と悩んでいらっしゃる方に、二重幅を狭く修正する手術を行っています。
皮膚切除は行いません。
眼瞼下垂の手術も行いません。
二重ラインは眉毛から遠くなります。
二重ライン幅修正手術
リスク・合併症は左右差、内出血、瘢痕などです。
治療費用は70万円、モニター価格60万円です。