刺青・入れ墨・タトゥーを消す。  削皮術と植皮手術

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刺青の入っている皮ふを削ることが削皮術です。
削皮術で出来た「キズ」に皮を植えることが植皮手術です。

治るのに時間がかかった傷は縮み、盛り上がり汚く目立ちます。
削皮術で出来た傷が深く、治るのに時間がかかりそうな場合に、削皮術に追加して行うのが植皮手術です。



肩の刺青の症例です。
仕事の都合で、「急いで刺青を消したい。」と希望されました。

肩を激しく動かす仕事をしているが、仕事の休みを貰えないそうです。
植皮手術を行っても、植えた皮が剥がれて無駄になるかも知れないと考え削皮術だけを行うことにしました。
削皮術の方が手術代金が安いんです。



写真左上は、色素を全て削り取った状態です。
浅い傷、深い傷が混在しています。

刺青を削るときには、色素の入っている場所だけを削るのではありません。
模様とピッタリ同じ傷あとが残ると、文字、絵柄が判ります。

色素の入っていない隙間部分の皮を、深い傷の部分に植えました。
激しく肩を動かして、植えた皮が駄目になっても元々です。
廃物利用です。

写真右上は手術終了時です。



写真左中は術後7日目です。
激しく肩を動かす仕事をされていたのに、全ての皮が生きてくっ付いています。
浅い傷は周囲から治ってきています。
深い傷には赤い「ニク」が盛り上がってきました。



写真右中は術後13日目です。
皮は全てくっ付きました。
深い傷の部分以外は治っています。



写真左下は術後20日目です。
傷は全て治っています。



写真右下は術後2ヶ月目です。
一旦治った削皮部の傷あとが、擦れて新しく傷になっています。


削皮部の傷あとが縮んでいます。
2週間目までに治った、浅い傷の削皮部分も縮んでいます。
植皮した皮が拡がった様に見えています。

大きな削皮術の傷あとは、大きく縮みます。

関節部の刺青、腕や下肢の半周を超える大きな刺青で削皮術を行うと引きつれます。


削皮部の傷あとが盛り上がってきました。
植皮片の周囲が盛り上がっています。

植皮片の境目が目立つのは、皮を植えたから傷あとが目立つのではなく、皮を植えない部分が盛り上がるからです。



継ぎ目の少ないシート状植皮手術の症例写真はこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/kmozc/31075985.html



このブログに施術前後の写真を載せさせていただく モニター募集中です。
過去に私が手術をさせていただいた方にもお願いします。
お礼は、手術料金の割引、ヒアルロン酸1-3本の注入、サーマクール100発など・・・です。

かみ


【植皮(皮膚移植)】
注意事項:植皮(皮膚移植)術はジンジンするような痛みが2週間ほど続きます。その間は痛み止めを飲んでいただければ痛みの緩和が可能です。患部から血液や浸出液が滲み出てきますが、移植した部分も皮を採取した部分も皮が張り始める術後約1週間で治まります。皮膚が生着するまでには約2週間ほどかかりますので、患部が肌の色に馴染むのには半年~1年ほどかかるでしょう。
料金は大きさにより異なります。5万円~