脂肪吸引手術

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写真は、脂肪吸引手術で吸引した脂肪です。

脂肪吸引は安全な手術です。
脂肪吸引は、実際に脂肪細胞を取り去る手術ですから、確実に効果が認められます。

皮膚の下方の構造を理解し、正しい・丁寧な手術を行えば、
デコボコになることのない手術です。
あまり出血しない手術です。
手術後の痛みも強くはありません。

皮膚のすぐ下には細かい粒の脂肪層があります。
さらにその下に薄い膜があり、この膜の下に粒の大きい脂肪層があります。
その下は筋肉の層です。

これらとは別に、体の決まった場所に、大きな脂肪の塊が存在しています。(おへその下方、太ももの内側、太ももの外側、膝の内側、腰など。)
「何か皮下脂肪の厚みが周囲と違うな?」と、見て判ると思います。
気を付けの姿勢をとったときに、肩から肘にかけて膨らむ部分もそうです。

脂肪吸引手術で吸引するのは、この大きな脂肪の塊と深い層にある粒の大きな脂肪です。

皮下の浅い層と筋肉を触らなければ、あまり出血しませんし、痛くありません。表面に細かいデコボコが見えることはありません。

脂肪吸引手術は、小さな穴から金属の管を差し込んで吸引しますから、取りやすい場所と取りにくい場所があります。
取りやすい場所ばかり吸引すると、そこは大きく窪んでしまいます。

脂肪吸引手術は、長い管を出し入れしながら脂肪を吸引します。
吸引管を動かすストロークが小さいと、違う場所を吸引しているつもりが、管は同じ空間にあり、同じ場所を何度も吸引して窪むことがあります。

手術中に、何度も脂肪の厚みを手の感触で確認しながら手術を行います。
丁寧な手術を行えば、デコボコになることのない手術です。

ただし、取りすぎると風船の空気を抜いたように、たるみが出てきます。

「どれだけ脂肪を取るか?」ではなく、「どれだけ脂肪を残すか?」が大事です。
私の師匠の口ぐせです。

かみ