二重ライン幅を狭くする。 皮ふ切除と下垂手術を受けていた症例

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写真1枚目、2枚目
左が今回の修正手術前、右が修正術後3ヶ月半です。

写真3枚目
修正術後3ヶ月半です。
段々と目を開けています。


他院で右のみ切開法二重手術を受けられました。
その7か月後に別のクリニックで、傷あとを切り取る手術と眼瞼下垂手術を受けられました。
(下垂手術で目が開くと、まつ毛側が引きあがり二重幅は狭くなります。)

しかし、ますます二重ライン幅が広くなってしまいました。


改善を希望された問題点と対処法です。
①二重ライン幅が広く、ラインと眉毛が近い。被さる皮ふが厚い。

より低い位置を新しく切って二重を作ります。
この方は希望が奥二重で、皮ふが足りませんから、まつ毛のすぐ近くを切っています。
二重の引き込まれる位置(切開線)がまつ毛側に移動するとライン幅は狭くなります。
新しい切開線に覆い被さる皮ふは眉から遠くなり、薄くなります。


②目を閉じていても二重手術の傷あとが凹んでいる。

元の切開線の皮ふと奥(目を開ける筋肉に引き上げられる場所)との癒着を外して広い二重を消します。
奥に引き込まれなくなりますから、傷あとの凹みは浮かびます。
(眼輪筋が無くなったための凹みは残りますが、挙筋に引き込まれる凹みは無くなります。)


③まつ毛の上がプックリしている。

新しい切開線からまつ毛側も剥がし、皮ふを素直に奥(瞼板)と固定します。


手術の解説です。
目を開ける筋肉が、癒着している(くっ付いている)皮ふを引き上げることで二重のラインが出てきます。
高い位置と低い位置に癒着があった場合、より高い位置が先に引き上がるため広い二重ラインが出てしまいます。
広い二重ラインを消すには、癒着を外さなければ始まりません。

傷ついている場所が癒着しています。
癒着を外すため、前の手術で傷ついている場所をすべて剥がします。
傷ついていない場所は剥がす必要ありません。

剥がした場所はキズですから、ほうっておくと再びくっ付いてしまいます。
その再癒着を予防するために「つり上げ糸・引き下げ糸」を掛けています。

つり上げ糸で、剥がした場所より上(眉側)の組織を引き下げて、剥がした場所の間に挟み込みます。
まぶたの組織をバラバラにしなくても「あそび」があり動きます。
少しでも動けば癒着を防止できます。

7日目につり上げ糸を抜きます。
移動した組織は「あそび」で移動しただけですから、ボンヤリと戻っていきます。

つり上げ糸の写真は、こちらの記事にあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/kmozc/34650505.html



私は、何も切りすてません。
今、残っている皮ふ・組織で二重を作ります。
皮ふが足りなくても、二重らしい?ラインは作れます。

切り取った皮ふは戻ってきません。
眉から切開線までの皮ふは伸びてきません。




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お礼は、手術料金の割引、ヒアルロン酸1-3本の注入、サーマクール100発など・・・です。

かみ


【二重ライン幅修正手術】
リスク・合併症は左右差、内出血、瘢痕などです。
治療費用は600,000円です。




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