肩から肘にかけての大きな刺青  植皮手術直後と2週間目の写真

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何度かレーザーを当てている方です。
入れ墨の幅が腕の半周を越えていますから、切り取ることは現実的ではありません。
植皮手術を行ないました。


写真1枚目
上から順に、手術前、植皮直後、2週間目です。

まだホッチキスが付いています。
2週間目に皮を留めたホッチキスを外します。
植えた皮は、ほぼ100パーセントくっ付いています。


写真2枚目
上はカミソリで一削りしたところ、下は色素を全て切り取ったところです。

脂肪層近くの深さまで色素が入っています。


写真3枚目
上は採った皮です。
下は皮を採ってきた場所の2週間目です。

採皮部の大部分が乾いています。



刺青レーザーは、レーザーの届く深さ、反応する色合いが決まっています。
何回レーザーを当てても消えない場合もあります。
うまくいっても模様が残る可能性があります。

刺青を切り取るには、寄せてくる周囲の皮ふに余裕が要ります。
一度に切り取れない場合には、2回、3回~と分けて切り取ります。
半年から1年待ってから次の切除術を行ないます。
大きな刺青切除には、年単位の長い時間がかかります。


大きな刺青を消したいとき、急ぐ場合には植皮術を行ないます。


刺青・タトゥーを除去するには、色素の入った皮ふを浅い層から順にカミソリで削いで行きます。
色素の入っていない深さまで削り取ります。

出来るだけ皮ふの土台部分を残した方が、後々の傷あとが目立ちません。
細かく残った色素は、ハサミで丁寧に切り取ります。

皮ふの深いところまで削った傷は、治るのに時間がかかります。
傷をそのまま治癒させると、1-2ヶ月以上かかる場合もあります。
傷が治るまでは痛いですし、汁が出て日常生活も不便です。
傷が治るのに時間がかかると、後々の傷あとは汚く盛り上がり、痒みも長引きます。

皮ふの深くまで色素が入っていた場合には、皮を植えなければなりません。

植えた皮は2週間でくっ付きます。
皮を採ってきた部分も約2週間で治ります。

短期間で仕事に戻れます。
肩を動かさないならば2-3日、軽作業ならば1週間です。
ホッチキスを外すまでに一度だけ診察に来てもらいます。



このブログに施術前後の写真を載せさせていただく モニター募集中です。
過去に私が手術をさせていただいた方にもお願いします。
お礼は、手術料金の割引、ヒアルロン酸1-3本の注入、サーマクール100発など・・・です。

かみ


【植皮(皮膚移植)】
注意事項:植皮(皮膚移植)術はジンジンするような痛みが2週間ほど続きます。その間は痛み止めを飲んでいただければ痛みの緩和が可能です。患部から血液や浸出液が滲み出てきますが、移植した部分も皮を採取した部分も皮が張り始める術後約1週間で治まります。皮膚が生着するまでには約2週間ほどかかりますので、患部が肌の色に馴染むのには半年~1年ほどかかるでしょう。
料金は大きさにより異なります。5万円~