イレズミ 入れ墨 刺青除去 植皮手術 2週間で傷がなくなります。

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レーザーでは消えないイレズミがあります。
レーザーで、色は消えても模様と同じ傷あとが残ることがあります。
大きなイレズミは、何回かに分けて切りとって行きますが、何年もかかることがあります。

結婚や仕事の都合で、急いでイレズミを消したい場合には植皮手術を行います。
やけどの植皮とは違い、イレズミを切り取った後の植皮はくっつきやすく、ほぼ100パーセント生着します。
やけどの傷とは違い、皮ふの土台を残して植皮しますから、手術後の傷あともきれいです。


写真は、左腕から肩にかけての刺青の症例です。
部分的に、何度かレーザーあてています。

写真上は術前です。

写真中は植皮手術後2週間目です。
植えた皮は、全て生きてくっ付いています。

写真下は術後4ヶ月目です。
植えた皮の継ぎ目部分に赤みが残っています。

手術中の写真は、こちらをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kmozc/31205972.html



イレズミを消すときの第一選択はレーザーですが・・・・

レーザーには反応する色としない色があります。
レーザーのとどく深さも決まっていますから、レーザーでは消せないイレズミもあります。
自分で入れた場合には、墨の入っている深さが均一ではなく、部分的に消えなかったりします。

何度も何度もレーザーをあてていると、イレズミの模様と同じ傷あとが残ります。
傷あとの模様が残ると、色は消えてもイレズミを入れていたことが判ります。

結婚や仕事の都合で、「イレズミを入れていたことを判らなくしたい。」場合には切り取ることになります。
切り取った傷あとは一生残ります。

切り取った傷口は閉じないといけません。

イレズミの入っている部分の皮ふ全層(皮ふの土台部分まで全部)を切り取り、縫い寄せた場合の傷あとは「線」になります。

欲張って一度にたくさん切り取った場合には、縫った部分に強い緊張がかかります。
強い緊張のかかった傷あとは、抜糸した時には細い線状でも、抜糸の後1-2カ月してから幅が広がっていきます。
皮ふ表面に緊張をかけないようにするため、切り取った部分の周囲の皮下を広く剥がし、緊張を緩めて縫い寄せます。

一直線の傷あとは引き連れて目立ちます。
細かいZ形成を多数行ない、ジグザグに縫って傷の方向を分散して傷あとを目立たなくしたりします。

小さなイレズミは1回で縫い寄せることが出来るかもしれません。
大きなイレズミは何回かに分けて切り取っていきます。
切り取る手術後6ヶ月もすると周囲の皮ふが伸びてきますから、また切り取る手術を行うことが出来ます。
3-4回、1-2年以上かけて切り取っていくこともあります。


大きなイレズミで、結婚や仕事の都合で時間的に余裕がない場合には植皮手術を行います。
うすい植皮は2週間でくっつきます。
植えるための皮を採ってきた場所も約2週間で自然に治ってきます。
2週間で傷がなくなりますが、傷あとは残ります。
手術後2ケ月ぐらいは痒みとの戦いになります。
植えた皮は、周囲と色が違いますから「いかにも張り付けた。」感じの傷あとは残ります。

先ず、イレズミの入った皮ふを浅い層から順にカミソリで削いで行きます。
墨の入っていない深さまで削り取ります。
出来るだけ皮ふの土台部分を残した方が、傷あとが目立ちません。

植えるための皮は、普通は太ももから採ってきます。
2週間で治る程度のごく浅い傷を作ることになります。
皮を採った場所にも、すり傷のあとのような傷あとは残ります。

採ってきた皮をイレズミを削り取った部分に張り付けます。
張り付けた皮は2週間でくっつきます。


深いやけどのあとの植皮手術の場合は、皮ふの土台部分(真皮層)までなくなっていますから、植皮後の傷あとは汚く目立ちます。
また、植えた皮が100パーセントくっつくことはありません。

イレズミを取ったあとの植皮は、くっつきやすく、ほぼ100パーセントくっつきます。
やけどのあとの植皮ほど汚く目立つことはありませんが、「いかにも張り付けた。」感じは残ります。


私は熱傷センターに勤務していました。
私の出身医局は、特に植皮手術で有名な形成外科教室でした。
やけど急性期のうすい植皮と、機能、外見を好くするための厚い植皮を多数行ってきました。

厚い皮は柔らかく、見た目もよりきれいですが、着きにくく、手術後の固定が大変です。
皮を採ってきたところは縫い縮めますから、厚い皮はそんなにたくさん採れません。
腕、手、指のイレズミ切除部には厚い皮(含皮下血管網全層植皮)を行うこともあります。

1-2度で切り取れないくらい大きなイレズミを削ったあとに植える皮はうすい皮です。
うすい皮は着きやすく、皮を採ったところは自然に治ります。
採ったところには、すり傷のような傷あとが残ります。
しかし、うすい皮を植えたあとは、色調が周囲の皮ふと異なり、「いかにも張り付けた。」感じは残ります。

かみ


【植皮(皮膚移植)】
注意事項:植皮(皮膚移植)術はジンジンするような痛みが2週間ほど続きます。その間は痛み止めを飲んでいただければ痛みの緩和が可能です。患部から血液や浸出液が滲み出てきますが、移植した部分も皮を採取した部分も皮が張り始める術後約1週間で治まります。皮膚が生着するまでには約2週間ほどかかりますので、患部が肌の色に馴染むのには半年~1年ほどかかるでしょう。
料金は大きさにより異なります。5万円~



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お礼は、手術料金の割引、ヒアルロン酸1-3本の注入、サーマクール100発など・・・です。