下瞼の手術

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「たるみ」は表面の「皮膚」だけではなく、その下の脂肪の層、筋肉の層までの問題です。
地層のように積み重なった層として、立体的に考えて対応しなければなりません。
「たるみ」に対する手術で、表面の皮膚だけを切り取る手術では、効果が無いばかりでなく、表面が引きつれ、傷あとが広がります。
頬のたるみとりでは、耳たぶが引き伸ばされたり、表情がなくなったりします。
下瞼のたるみとりでは、「アッカンベー」をした様な状態になったりします。

下瞼の手術のいろいろ

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   脂肪溶解注射を行って、垂れ下がってきた脂肪を減らす。
   施術時間は1-2分。
   腫れは個人差あるが、強く腫れる。
   脂肪がたくさん減り、腫れが引くと、たるみが目立ってくることもある。

腫れが強く、私は行っていません。

◆結膜側を切る脱脂術(瞼の裏側を切る。)
   下まぶたの皮膚のたるみは無いが、眼窩脂肪(目の玉の周りの脂肪)の突出による膨らみが目立つ場合に行います。
   下まぶたをアッカンベーにひっくり返し、結膜側を約7ミリ切開。
   眼窩脂肪を引き出し切除します。傷は縫いません。
   30-40分の手術。
   腫れは1週間程度です。青あざになる可能性があります。
   術後は点眼をしてもらうのみです。

たるみがある方には行いません。10-30歳代に行う手術です。
風船が縮めば、表面はたるみ、シワシワになります。

、皮膚を切る脱脂術
   同じく、下まぶたの皮膚のたるみは無いが、眼窩脂肪の突出による膨らみが目立つ場合に行います。
   下まぶたの膨らんでいるところを皮膚側から切開。
   奥の眼窩脂肪を引き出し切除します。
   20-30分の手術。
   腫れは1週間。青あざの可能性高い。
   目立つところに傷ができます。縫合する場合もあります。

以下の理由から、私は行っていません。
   内側(鼻側)の脂肪は取れません。内側の膨らみが残り目立ちます。
   眼輪筋を切開するため、青あざの可能性が高い。
   小さな切開では、眼輪筋の奥にある脂肪は取りにくく、切開部位を傷めるため、傷あとが目立つ。もしくは切開が大きくなる。
   下まぶたの中央の目立つ場所で縫合することになる。

   
ぁ皮膚のみのたるみとり (簡単な方法)
   下まぶたの中央部をつまんでみて、下マブタが外反しない程度に、取れそうな分だけ皮膚を切除します。
   傷は下瞼の皺の中、中央にできます。
   切開した傷の中から、眼輪筋に小さな切開を加え、眼窩脂肪を切除することができます。
   20分の手術です。
   腫れは少ない。

傷あとは下瞼の縁から離れた場所に出来ます。しばらくは目立ちます。私は行っていません。

ァ皮膚のみのたるみとり (丁寧な方法)
   下のまつ毛ぎりぎりを、内眼角部から外眼角のさらに外まで切開します。皮下を広く剥離して引っ張り、あまった皮膚を切除します。
   眼輪筋に小さな切開加え、眼窩脂肪を切除することができる。
   60分の手術。
   腫れは中程度で1週間。2日間は紙テープで下瞼を圧迫固定。
   抜糸は5-7日目。

   皮膚を剥離する広さは、たるみの程度により調節します。  

Α皮膚と筋肉を引き上げる手術
   イ汎韻犬茲Δ鉾乕罎鮴擲、はがします。皮膚のあまりの程度により、皮膚を剥離する幅を変えます。
   筋肉の処理の仕方としては、
   機筋肉を横方向に切開し、必要な幅だけ切除して縫い引き上げる。
   供筋肉を重ねて縫い付ける。
   掘筋肉の下も広く剥離し、筋肉を引き上げて骨の膜に固定する。
   
   機き兇韮坑以。靴韮隠横以の手術です。
   腫れは強く、7-14日。青あざになる可能性があります。
   2日間は紙テープで下瞼を圧迫固定します。
   抜糸は5-7日め。


腫れの程度から考えて、ダウンタイムが少ない順に並べると、
ぁ皮膚のみのたるみとり (簡単な方法)
◆結膜を切る脱脂術(瞼の裏側を切る。)
、皮膚を切る脱脂術
ァ皮膚のみのたるみとり (丁寧な方法)
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Α筋肉と皮膚を引き上げる手術
です。

私は主にΔ亮蟒僂鮃圓辰討い泙后H蕕佞鬚呂す幅、筋肉の処理は、その方のたるみ方、程度により変えています。

切りたくない方、ダウンタイムが取れない方にはサーマクールをお勧めしています。

かみ



【目の下のたるみ取り】
注意事項:腫れは抜糸をする術後1週間ほどで落ち着いていきます。内出血が出る場合もありますが、時間の経過とともに改善します。完成までの期間は約3ヵ月です。
料金は50万円です。