長期経過症例写真 その3  糸でたるみを引き上げる手術後2年半

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1枚目の写真は左の列が平成18年12月12日。
術前です。
糸の手術Fートーシスで頬の下半分から口元のたるみを引き上げ、同時にハッピーリフトで頬の上半分を引き上げました。

右の列の写真は平成21年6月1日。
糸の手術から2年半経っています。
頬の上半分は上がったままの状態です。
(ホウレイ線に乗っかっている脂肪のかたまりは上がったままです。)
下半分も上がっています。
(口元に乗っかる脂肪も上がった位置にいます。)

しかし、糸の手術では口元に乗っかってくる脂肪を減らすことは出来ません。
右の列の写真を撮影した日に、口元に乗っかる重く大きい脂肪を減らすためにチークリフトと脂肪吸引手術を同時に行いました。
チークリフトの経過写真は11月ごろにお見せする予定です。



手術後の経過写真は、術後何日目の写真なのかが大事です。

手術直後は腫れ、むくみが残っているため、張りがあって上がっているように見えます。
縮んだ風船を膨らませたのと同じです。

極端に強いマッサージをゴリゴリやって、腫れさせた時も同じです。
腫れが引けば戻ってしまいます。

特に糸で引き上げた手術は、時間の経過とともに下がります。
糸が引っかかった部分が剥がれていくからです。

糸の上側は、チタンのネジくぎで留めたり、筋肉に縫いつけたりして剥がれないようにできますが、糸の下側の頬に引っかかるところは柔らかい皮下組織です。

固い皮膚の土台部分に糸が引っ掛かると、2枚目の写真のように表情を作った時に引き連れが生じます。
(他のクリニックで「アプトス」手術を受けられた方です。ケバケバの糸が、ごく浅い層に入っているため皮ふ表面に引き連れが出ています。)

私の行っている「Fートーシス」では、上側は頭の骨膜、下側は耳の前の部分の筋膜に、約1センチ程の幅を取って引っかけています。
糸自体にもケバケバが付いていて引っかかるようになっています。


かみ


【糸を用いたリフト手術】
リスク・合併症は、左右差、内出血、腫脹などです。
料金は糸一本20万円です。